『食人大統領アミン』英・1981年 監督 シャラッド・パテル 撮影 ハーヴェイ・ハリソン*1 出演 ジョセフ・オリタ
わたし待〜つ〜わ。何時までも待〜つ〜わ。
おっとっとっと、これはソングデュオ『あみん』だった。(๑≧♉ฺ≦)テヘッ♡
お久しぶり、無気力です。金も時間もアイディアもねぇのでトンと更新を怠っておりました。連休なんだから久々にレビューでも書いてみようじゃないかってわけで今回は『食人大統領アミン』です。
ここ一年の間、学生身分で金がないためか劇場作品なんざ鼻っから観るつもりがなかった。映画雑誌も読まないし、新聞も読まない(その上テレビがぶっ壊れてかれこれ二ヶ月経過)。そんなもんで『ラストキング・オブ・スコットランド』が三月に公開されてたなんて全く知らなかった。
カニバリズムである。
うひょー観たかったぜ。昨今のハリウッドで流行ってる新時代・モンド映画。おもにアフリカの残酷猟奇地帯をテーマにした映画。とはいっても真面目な政治映画なのが昨今の風潮。ちゃんと食人も入れてくれるかなぁ。そう思いながら予告を見た。
「英国の新聞は俺が人を食ってると書いている!!」
「白人どもの偏見だ!!」
あらら、この様子じゃ人食いシーンはなさそうだな。ガッカリ。
史実はどうあれ、人を喰わないアミン大統領はアミンじゃない。少なくても人喰わなきゃ面白くない。そんなわけでモンド臭がプンプンする『食人大統領アミン』を観た。
ガッカリだよ
アミンが全く人肉喰わないんですよ。喰ったとしても牛肉のお刺身ぺローンを喰うだけ。とんだ期待はずれだった。蛇喰ってないで人喰え!
アミンに引き抜かれた良心的な専属医がいるのだが、どうにもこいつが活躍しない。アミンの悪行を散々目にしてるのにも関わらず最後までなにもしない。「今こそ私が必要なのだ」とか言ったにもかかわらず、アミンをぶち殺さずにいつの間にか姿を消している。実録ものだから滅多なことできないのはわかるが、それゆえに中途半端な印象が残る。
射殺や暴行シーンのエフェクトは気合入ってたが、活劇でもないのでイマイチのれない。力の入れる場所がずれてるために中途半端でダラダラした感じになってしまってるのだろう。
それにしても真面目に作ってるんだけど。そこはかとない見世物感が出てしまうのが、この時代たる所以なのだろうか? 『ガイアナ人民寺院』も似たような雰囲気を持っている。まぁ、『ガイアナ人民寺院』の方がショック度があって面白いけどね。
そんなわけで今日はここまで。これからは定期的に更新します。
それでは皆様。さよなら、さよなら、さよなら。
○本日のオマケ
男に生まれたのなら、一度でも言ってみたいセリフ。